【グロスト】(WS:ミリオンライブ)

 ミリオンライブのBTが出て早1年とちょっと。いろいろと組んだり崩したりしたので、たまには考えていたことをメモに残しておこうと思いました。

 ※大会とか環境とかそういう話ではないです。

 

はじめに

 星空の下で 七尾百合子 星空の下で 七尾百合子

 七尾百合子です。かわいい。深窓の令嬢みたい。Vi片面中アップ。当時のゲームではAP9900でしたが、WSで刷られるにあたって100上がりました。ミリシタにもちゃんといます。こっちでもViアップ。

 

  今回のデッキを作るにあたって以下のコンセプトがあります。

① 《Growing Storm!》のCXコンボを使いたかった。

②  残りのパーツをゲームになるように埋めたかった。

 

 

Growing Storm! 星空の下で 七尾百合子 ビビッと変身! 望月杏奈

 これよこれ!!!

 Growing Storm!・5枚シナジー・七尾百合子。

 プレビュー公開時から絶対使いたいと思っていたやつです。

 ビビッと変身! 望月杏奈

 L2杏奈はレベル応援とCXコンボのテキストがあります。

 このCXコンボはアタックフェイズ開始時にCXグロストがありメンバーが揃っていると、キャラ1枚をスタンドし相手に1点バーンを飛ばすというもの。CXグロストで釣ったキャラを起こして即攻撃に使うことができます。タイミングの都合でこの杏奈自身を釣ってもバーンが飛ばせます。

 星空の下で 七尾百合子

 そしてL3七尾百合子。テキストはCIP3ルックとCXコンボ。

 このCXコンボは連パンで、CXグロストが貼ってあるときに相手をリバースさせ手札を2枚捨てるともう一度アタックすることができます。上記の杏奈の応援、L3未来とL3の翼のパンプでパワー15500は出るため、リバースさせること自体は難しくありません。CIPもCXグロストや他のメンバーを引き込んだり落としたりするために重宝します。

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 残りのメンバーも単体の汎用性が高く、たとえCXコンボがなくても総じて腐ることはありません。

 

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 CXグロストを張りメンバー全員を揃えて、杏奈バーン1点、翼アタック2点、百合子アタック2点、百合子アタック2点、未来バーン1点、未来アタック2点と決めていきましょう。

 あれ思ったよりダメージ低い。

 百合子と同じリバース要求で電源なら琴葉の方が使いやすいよね。

 

 今回はこの5枚シナジーを決めるためにデッキを組んでいきたいと思います。いかにネーム指定のカードを集められるかが鍵です。 

 

 いっしょに夏祭り 中谷 育 ZETTAI × BREAK!! トゥインクルリズム

 残り4枚のCX枠、相方として扉とL1育を採用することに。

 L1育のシナジーはリバース要求で選べる回収であり、扉もまた噛んだときに選べる回収、どちらもCXグロストのシナジーを決める大きな助けになります。本来触れにくい相手のイベントを思い出に飛ばせるのもおまけとして悪くありません。CXのイラストに七尾百合子が映っているのも小さくないメリットです。

 他の候補として8電源や本電源などもありましたが、今回はこの扉電源で組んでいきたいと思います。

 

 せっかくの対人ゲーなので、できるだけ他人と遊べる形に。

 

 雑な流れになりましたが以上の要素を盛り込んで現在はこのような形になっています。

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いや大分怪しい。

 

 

ざっとした動き

 このデッキはCXグロストの5枚シナジーを決めるのが大義です。

 具体的に何が必要か。

 理想はL3百合子・L3翼・L2杏奈・L0瑞希を並べてCXを張りL3未来を起こして殴ることです。

 必要な手札は杏奈1、瑞希1、百合子1、翼1、CXグロストの5枚。翼のストックヒールのコストは枚数的に百合子のCIPで肩代わりできます。さらに百合子のコストで手札が追加2枚。ここに未来のバーンを打つとなると更に1枚必要です。

 よって枚数的には8枚あると理想の展開に踏み込めます。8枚?マジ?

 現実には控えの状態や集中のヒット数で変わっていきます。CXグロストでさえ百合子のCIPで引き込めれば握っておく必要はありません(といっても上から3枚しか見れないので握っておけるに越したことはありません)。L0瑞希もレベル3で初めて出すという展開はほとんどないと思います。展開次第ではレベル2の時点でL3未来が出ていることもあります。また、扉を採用しているメリットとしてアタックフェイズ中にこの必要手札数を軽減することができます。

 そういうわけで手札はともかく、意識したいのはストックです。

 最低必要数は杏奈1、瑞希0、百合子2、翼1で4と非常にエコ。未来のバーンのコストも翼・百合子のアタックで稼げるので問題ありません。翼のヒールを使わない1増えます。

 このストック4(5)枚というラインは手札と違いあまり変わることはありません。

 また電源を連打できればレベル2でCXコンボが成立する可能性も0ではありませんが概ね実現しません。

 というわけでこのデッキの動きは「ストック4(5)枚以上+必要パーツを握ってレベル3を迎える」こととなります。やっていきましょう。

 

マリガン

・L0は残します。

・L1以上は育以外切ります。

・育も他の手札や枚数次第で切ります。

 L1でとりわけ電源で出したいカードが入っていないので、手札次第では育も切ってしまってもいいと思います。

・扉1枚は残します。

・電源は切りますが手札次第で残します。

 基本的に電源の手打ちにバリューのある構築ではないので切ります。ただしL1を切った場合などは残すこともあります。 

レベル0

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 握ったカードで叩いていきます。

 L0雪歩+L0未来の定番に3ルックのL0杏奈で殴りぬけていきます。L1可奈はデッキに入っていないので、手札の電源はL1のり子やL1育に変換してしまうことが多いです。L0雪歩はL1育のサポートで死ぬまで逃げていきます。

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 L0昴は電源対象もだぶついたCXも手軽に切れるカードですがL0アタッカーの確保も容易にしてくれます。

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 山削りは得意でないのでL0瑞希の集中は積極的に打っていきます。控え回収が多く電源もあるので控えの枚数は多ければ多いだけ選択肢です。

 レベル1

 f:id:utusmi:20200418173521p:plain はつらつ関西娘 横山奈緒

 レベル1の理想としてはL1育のCXコンボと電源からL2奈緒展開の両方ができることです。現実にはL1育のCXコンボを積極的に狙いつつ噛んだりもう1ターンレベル1が回ってきたりしたら奈緒を出す、くらいの気持ちです。

 一緒に応援! 福田のり子

 L1のり子は出さなければ勝てないというカードではないですが、出せていると今後のリソース管理が少し楽になります。理論上相手はストック3以上でターンを返してくるので、こちらのターンではL1のり子の①のテキストでチャンプしたキャラをストックに送ることで常にストックを4に保つことができます。

 レベル2までは必要なキャラを②のテキストで拾って殴り、レベル3に近づいたらグロストのCXコンボに必要なキャラを集めながらストックを貯めていきます。L0雪歩、L0昴、L1環などのシステムがチャンプ候補です。

 L1のり子の①②テキストとL0昴を駆使すれば、ある程度自由に要らないカードをパンチ数に変換できます。

 L2の杏奈だけ他のグロストメンバーより枚数を減らしているのでこの時点で1枚確保できているとL3の展開が気持ち楽になります。

レベル2

 いつでもオンステージ! 春日未来

 電源でL3未来が出せるようになります。が、レベル3ではそのCXグロストがシナジーに必要なので気軽には手放せません。L3百合子で引き込める可能性があるとはいえ貴重な4枚です。レベル3まで余裕があれば積極的に打ちますが、近ければ抱えておきます。

 といってもレベル2で出てくる未来はあまりに強大なので狙ってはいきます。ここで未来が出せるとレベル3でのCXシナジーも楽なのでやはりメリットは大きいです。

  結局どっちなんだよって感じですね。ケースバイケースです。

 そろそろパーツ集めの締め切りが来るのでストックとハンドの枚数に気をつかっていきましょう。

レベル3

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 CXグロストを決めます。 一応L3翼でヒールしてターンを返すことやL3未来多面で制圧することも選択肢です。L3百合子のラインは15500ですが相手によってはL1歌織を引っ張ってきて18000まで上げていきます。

 これだけカードを揃えるための構築にしているので滅多に起こりませんが、最悪百合子1枚でもCXグロストと合わせて連パンだけできます。ソロコレです。

 

感想

 グロストの5枚シナジーを決めること自体はかなりの確率でうまくいきます。

 問題はそれで勝てないこと。

 まずダメージ総量が低い。細かい刻みはできますが3-0から一気に殺せる火力かと言われると怪しいところ。琴葉と違い手札を激しく消費するので赤覚醒と無理やり詰めるプランも難しいです。現実にはグロスト→相手ターンお祈り&未来手アン→平パンというパターンが多いです。

 そしてそれに付随した課題として「とりあえずヒールで様子見してターンを回す」という流れが取りにくい点があります。ヒールをL3翼に頼っていることが問題であり、たとえば「3-2からヒールで3-0に戻して1ターン待って~」という動きはストックとハンドの問題で次のCXコンボを成功しづらくさせます。またデッキのスペース的に他のヒールも入れがたく、ミリオンのカードプールとしても悩みどころです。

 また、L3百合子のリバース要求をケアされると詰めが非常に弱いです。美夏、ホラーはもちろん百合子のパワーという明確なラインを助太刀込みで越えられると太刀打ちできません。L3琴葉と違ってL3まつりで底上げできないのも痛い。そうするとグロストのシナジーを狙うよりも未来多面からバーンで詰めていく方にシフトせざるを得ません。

 

 改善の方向性としてはここからCXグロストを決めるパーツを削り、勝ち筋を増やしていくことだと思います。L1育・L1のり子と過剰な控え回収は安定感に貢献していますが調整の余地があります。そもそもL1のり子が怪しい。L1環も怪しい。

 もう2020年の4月末ですがまだまだ詰め切れていないですね。

 

 

 最後に。

 グロストのカード群が十分実用に耐えうる、というのは非常にありがたく嬉しいです。本当に。もうこれで使いにくいテキストで刷られていたらどうしようかと。

 L2杏奈のレアリティだけ気になるけどそれ以外はありがとうブシロード

 

【風本】(WS:ミリオンライブ)

 ミリオンライブのBTが出て早1年とちょっと。いろいろと組んだり崩したりしたので、たまには考えていたことをメモに残しておこうと思いました。

 ※大会とか環境とかそういう話ではないです。

 

はじめに

 今回はさらっとしたデッキなのでさらっと書いていきます。

  以下のコンセプトがあります。

① 3/2の馬場このみのテキストがよかったので使いたかった。

② 1/0の百瀬莉緒と0/0の佐竹美奈子の組み合わせがよさそうなので使いたかった。

③ 1/0の最上静香のテキストがよかったので使いたかった。

④ 残りのパーツをゲームになるように埋めたかった。

 

 

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 L3のこのみさん。ミリオンのカードプールでL2とL3しかないのは最年長のこの人だけ。確か。

 3つのテキストを持ちます。

 1つ目は経験6達成によるパンプ。経験さえ満たせば常時11000。

 2つ目はCIPで1ドロー+2000パンプ。このカード自身で失った1枚をすぐに取り返すことができます。不確定ですが多面して無理やりCXを引き込むこともできなくはないです。

 3つ目はCXコンボ。メインになるテキストです。対応CXが貼られているときに相手キャラをリバースすると、自分のデッキトップを落としてそのレベル+1点のダメージを与えます。コスト要らずで最低でも1点は保証されており、リバース要求も1・2つ目のパンプテキストと噛み合っているので、総じて使いやすいカードかなと思います。痛いところとしてはゲーム後半に山を削ってしまう点、経験という性質上L3のカードを多めに入れたいのですがそうすると通りにくい4点を宣言しがちになる点があります。

 ミリオンのL3にある琴葉や志保、赤覚醒といった堅実に殺傷していくカードと比べると物足りなさとブレがあるかもしれないですが、ストックやハンドの要求数が少なく十分な性能があるため今回使ってみたいと思いました。

 

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 L1莉緒は2つのテキストを持っています。

 1つ目は正面の相手にアンコール2をつけるデメリット。デメリットですがなんちゃってデメリットです。そもそもこのカードに負けるキャラにアンコールするのかという話です。このデメリットが致命傷になり負けるゲームはおそらく人生を3周くらいしないと訪れないと思います。

 2つ目が目玉です。起動能力を使ったターンに相手キャラをリバースさせるとトップから1枚ストックに置けます。見えない山ストブは怖いですが明確なアドバンテージになります。

 1つ目のデメリットのおかげでパワーが+500査定されおりそれが2つ目のリバーステキストと噛み合っています。単純に優秀なカードだと思います。

 さて、では起動能力を誰が使うか?ということになります。

 もちろん集中だけでもいいのですが、それだとストックは差し引き0枚であり、山を大きく削りたくない場面では使いづらいこともあります。また、莉緒のリバース要求のサポートには答えられません。となると起動で戦闘を有利にするカードを入れたくなります。候補としてはL0春香・L0琴葉・L0美奈子あたりがいます(やや変化球ですがL0ロコも)。

 今回は他のCXやキャラの採用を縛らず、L3このみさんとも経験を共有できる美奈子を採用することにしました。 

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  シンプルなテキストですが、細かいパンプの振り分けは使いやすく気に入っています。

 

 ドリームトラベラー

 L3このみさんの対応は風です。強いですが噛んでもこちらの手数は増えないので、もう片方のCXは捲れて1アドになるカードを採用したいと思いました。また、L1莉緒を使う上で青いCX連動が良さそうかと。

 f:id:utusmi:20200418145834p:plain 動き出した夢 白石 紬 マイペース少女 真壁瑞希

 ミリオンのL1青連動はFT+静香とMF+紬・瑞希がいますが、今回はTDの静香を使うことになりました。

 L1莉緒とサポートを共有できる点では圧倒的にMF側にシナジーがあるのですが、逆にL1莉緒・L3このみさんとそれぞれのレベル帯でリバース要求が発生するため、相手の一貫するケアが安定してしまうのとサポート対象が過剰なのが懸念でした。後々はL0未来やL3星梨花の採用も検討しているのでますますです。3面もあれば勝てない面やパワーのサポートができない面がでてきます、そのときMFとFTだったらどっちが使いやすいか、ということで、今回はFT側に落ち着きました。

 あと一昨年の12月、ミリオンのBTの発売が年明けと遅く、行き場を失った購買意欲のぶつけ先としてTDを買った結果、FTと静香が20枚ずつくらい余ってるので使いたかった。 

 

 せっかくの対人ゲーなので、できるだけ他人と遊べる形に。

 

 とまあだらだらと書きましたが、最終的にこんな形になりました。

 

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  めっちゃ変哲のないリストですね。L0とL2の組み合わせ毎回これな気がする。個人的には全体がシュッとしていて気に入ってます。

 

ざっとした動き

 ざっとした動きは「レベル1で静香の本連動で1リフ、莉緒のストブ+集中・フラスタで手札を整えていき、レベル3でこのみさんで上から踏みつぶしていき詰める」という感じです。このみさんで上から踏みつぶす、っていいですね。

マリガン

・L0は残します。

・L1以上は静香以外切ります。

・静香も他の手札や枚数次第で切ります。

 キャラ自体には触りやすいので、かぶっているときやL0に余裕がなければ切っても大丈夫なことが多いです。

・本1枚は残します。

 一度切るとレベル1の終わりまでに手札に加える手段が素引きしかないため残ります。逆にかぶった分は杏奈・麗花で切れるのでさほど重くないです。

 

レベル0

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 前列で殴れるL0の枚数は少ないので無理せずに丁寧に殴っていきます。杏奈で後続のL0やL1を引っ張ってきつつ狙えそうなら未来でパンチ数を増やします。仕方ない40ラインは美奈子の応援+麗花で。

   また、この時点で手札に抱える青いカードの枚数を意識します。

 というのも美奈子を使うためにレベル1時点で経験3は満たしておきたいですが、このデッキのL3は黄色しかありません。なのでレベル置き場に黄色L3、クロック置き場に青のカードを置いて青発生し静香の連動につなげていくことになります。そのため、展開する静香や莉緒の他にクロックに置く青の枚数を確保しておく必要があります。逆に経験のためにL3のカードを抱えておく、という必要はほとんどありません。デッキの構成的にほぼほぼ勝手に降ってきます。

 

レベル1

 響かせる音色 最上静香 誘惑テクニック 百瀬莉緒 f:id:utusmi:20200404184341p:plain

 フラスタや集中で集めたL1静香を並べ、粗いデッキを削り切り1リフを狙います。

 リバース要求ではないので先上がり後上がりどちらでも成功しやすいのは気が楽です。一応行き60なので相手のL1ラインが割れるかどうか見ておくといいかもしれません。L2可憐のアラームやL0美奈子の細かいパンプが生きてきます。

 L1静香の連動より優先度は低いですが、余裕があればL1莉緒のストブも狙っていきます。現実にどう展開していくかは相手の展開によるところが多いです。

 この時点でそろそろ相手もリフに入ると思いますが、このときCXの枚数だけでなく入ってるカードの内容もある程度確認します。他のデッキを使ってるときもちゃんと見とけという話ではありますが、このデッキではとりわけ「早出ししたL3星梨花は潰される可能性があるか」「L3このみさんの連動を避けられるカードはあるか」「それは黄覚醒でケアできるか」など確認事項が多いので。

 

レベル2

 ピュアハート 箱崎星梨花 強気な女神 水瀬伊織 心つなぐ味わい エミリー

 L3星梨花の早出しが解禁されます。出した返しにすぐやられると美味しくないので、後列のL2伊織や助太刀を構えてから出すのが理想です。助太刀はL1莉緒のサポートとして一貫性がありL2伊織にはCX交換で二度目のFT+静香やL3シナジーの準備する役目もあるため、星梨花なしでも仕事があるのがいいです。

 レベル2時にL3星梨花で制圧する展開は下振れもあり個人的にはあまり好きではないですが、このデッキはストックを崩さず比較的無理なく1リフまでいけるので、山の綺麗さからやってもいいと判断する場合があります。

 それ以外は基本的にレベル1と同じです。L1静香がリバース要求なくアドを取れることが活きてくると思います。必要に応じて山を崩したりL1莉緒でストックを貯めながらL3の準備を進めます。レベルアップ寸前ではL3このみさんの的を作るためにあえてチャンプしてダイレ面を空けておく選択肢も持っておきます。

 

レベル3

 オトナの魅力 馬場このみ f:id:utusmi:20200404184811p:plain f:id:utusmi:20200418151056p:plain 覚醒アイテム~Angel~

  手札を叩きつけて詰めます。後列のL0美奈子やL2伊織でサポートしつつ、L3翼+L3星梨花でストブしたりL3翼+L3このみさんで上から踏み潰したり。細かいバーンで刻むカードが入っていないので全体として雑多なダメージになることが多いです。ストックと手札の要求数は多くないのでうまくやりくりしていきます。

 

感想

 丁寧にストックを貯めて綺麗な山を作る、というWSの基本がメインの動きなのでかなり丸い感じに組めたのかなと思います。疲れたときにも握りやすいし他人に貸す敷居も低い(誤用)です。全体のパワー的には飛びぬけて強くはないですが底抜けに弱くもない、という印象。ただ本を握れない等で静香対応が決まらなかったときのもっさり感はどうにもならないですね。

  細かい枚数はもっとうまく調整できると思っています。L3このみさんもフラスタも入ってるのにL1環が入ってないのも嘘なのかなーと。L3で上から潰せる前提なら青覚醒でもう1ターン貰う構築もありなのかもしれません。まあどうせ追加も来ないのでそこらへんはおいおい。

  みんなも正常な判断力を失った拍子に紙束に金を費やしていこうな。

 

【やよい門】(WS:ミリオンライブ)

 ミリオンライブのBTが出て早1年とちょっと。いろいろとデッキを組んだり崩したりしてましたので、たまには考えていたことをメモに残しておこうと思いました。

※大会とか環境とかそういう話ではないです。

 

 はじめに

今回のデッキを作る前提に以下のコンセプトがあります。

① 1/0の高槻やよいのテキストがよかったので使いたかった。

② 門をトリガーして①の対応CXを拾い、連続で打てたら気持ちいいと思った。

③ 残りのパーツをゲームになるように埋めたかった。

 

 ①

全力元気! 高槻やよい   Good-Sleep,Baby♡

 ミリオンライブのブースターで増えたやよい。2つのテキストを持っています。

 1つ目のテキストはパンプ効果。自分の音楽のキャラが2体以上いると素のパワーが55になります。ゆるい条件でバニラ同等のスペックになる、なんちゃって査定テキストです。

 2つ目のテキストはCXコンボ。対応は風です。CXを貼ったターンのアンコールステップに思い出へ飛んで、次の自分のターンに80(1つ目のテキストも満たすと90)になって帰ってきます。

メリットとして

・アンコールステップの開始時に飛ぶのでチャンプアタックや助太刀での負けも問題ない

・思い出へ逃げるのでカードの枚数として失う確率は低い(実質1アド)

・相手のリバース要求を避けられる

・戻ってきたターンのサイズが大きいので相手を踏みやすい

が挙げられます。

 デメリットとして一番大きいのは「自分の面が確実に空く」ということです。打点が素通りします。適当なシステムキャラのダイレでやり過ごされ、せっかく大きくなって帰ってきても潰しがいのないことも多いです。

 一時的に除外されて戻ってくるカード好きなんですよね。チェーンビートとか。ブリンクとか。このCXコンボは他タイトルにも互換が存在しこのカード固有のものではないです、それでもミリオンライブのプレビュー時点で見たときから組もうと思っていました。

 

 ②

 上で紹介したL1やよいは対応の風を打つと思い出に飛んで戻ってきます。

 戻ってきたターンにもう一度風を打つとまた思い出に飛んで戻ってきます。

「これ毎ターン風打ったら絶対気持ちいいでしょ」

 というわけで残りのCXは風を回収できる門にしようと決めました。

 

 さて、ミリオンライブのカードプールには門と対応するCXコンボを持つキャラは2種類います。

f:id:utusmi:20200404185005p:plain   Shooting Stars

 一人は北沢志保、対応はSSs。テキストは2つあり、1つ目は場に出た時相手のキャラのカウンター封じ+1ドロー。これだけでも十分強くSSsの入っていないデッキでも他のキャラのリバース要求のサポートなどで採用されることがあります。もう1つのテキストはCXコンボの逆圧縮で、レベル置き場に同名カードがあるときにCXを打つと相手の控えからカードを3枚デッキに戻せます。1枚だとあまり強くないですが多面するほど強力で、キャンセル率を大幅に下げることができます。相手のデッキ次第で大ダメージを狙え、たとえばデッキをCX以外の1枚だけ残してターンを返してこようものなら9枚戻しの10点+リフペナでゲームセットです。逆に相手のリフ直後などは効果を発揮しにくく、相手がケアしつづけることでうまく嵌まらないゲームも多々あります。

夕映えに歌声を 如月千早   Eternal Harmony

 もう一人は如月千早、対応はEH。テキストは3つあり、1つ目は普通のヒール、2つ目は他キャラ×500パンプ(素が9000なのでMAXで11000)。3つ目がCXコンボでEHを貼った状態でアタックするとき、手札を2枚捨てると控えのCX分のダメージを飛ばします。1~7点、自分の控え状況に大きく左右されるバーンです。コストでCXを捨てたり別のキャラの攻撃で門をトリガーしたりするとある程度打点を調整できます。コストは決して軽くなく連発は難しいですが、バトルに勝つ必要もなく相手のカウンターステップより前に打てるので、多少妨害されにくいのが特徴です。

 どちらも一長一短ですが、実用には耐えうると考えています。

 

 ③ 

 せっかくの対人ゲーなので、できるだけ他人と遊べる形に。といっても①・②の時点で大分怪しくなってきています。

 

 

 

①と②については発売前のプレビューから構想があって、なんやかんやと紆余曲折を経て現在は以下のような形になっています。

 

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 汚い。CX配分が汚いやつは何をやってもダメ。

 

ざっとした動き

 ざっとした動きは「レベル0はストレスを溜めない動きで過ごしつつ風を確保、レベル1に入ってL1やよいの対応を決める、そこからレベル3までは風をおかわりして盤面を割っていく、レベル3ではタイミング次第で2種の門対応と青覚醒を打って詰めていく」といった具合です。結構場当たり的です。

 

マリガン

・L0は残します。

・L1のやよいは余裕があれば残します。青覚醒も余裕があれば残しておく。

 L1やよいは杏奈、集中、フラスタと後から引っ張ってくることもできるので初手で切ってしまっても大丈夫なことが多いです。青覚醒については抱える手段は少ないですが必要になるのがゲームのラストターン周辺なので、手札が芳しくなければ切ってしまった方がいいです。

・L2以上は切ります。

 志保の経験達成は自然に落ちてくるカードを埋めていきます。

・風1枚は残します。他のCXは切ります。

 門5枚とはいえ初手の風は貴重なので落とせません。

レベル0

 ぼかすか殴っていきましょう。

 といってもこのデッキは雪歩が入っていないので、残念ながらパワーラインの自由度はそこまで高くありません。先攻なら杏奈から、後攻なら加えて未来+後列カードや麗花で相手のキャラを叩いていきます。

 先上がりがいいか後上がりがいいかは相手のデッキに寄ります。現実にはそれほど選択権はなく、パンチ数に合わせてドラが乗ったりキャンセルされたりで相手が先に上がったりこちらが先に上がったりです。どちらかといえばこちらのCX連動がリバース要求ではないため、先後どちらでも自由に対応を打てるという点に有利性があります。

 ともかく、レベル0は流れに身を任せて抜けていきます。フラスタや門の回収対象を落とすために瑞希の集中は積極的に打っていきますが、レベル1にあがったときにフラスタを使いたいのでストックの数は意識して立ち振る舞う必要があります。

レベル1

 フラスタ・集中を駆使してやよいを集めて風を打ちます。必ずしも3面する必要はなく、わざわざ自キャラを潰してまでは並べません。相手のリバース要求を避けるなら先に打ち逃げして後続を要求し、相手が横に並べて面を取るつもりなら後から対応を打ってやよいの往復で殴りたいところです。門をめくったらリフ直前以外は風を拾って次のターン用に構えます。

 本当は1リフしたいところですが、被ダメが大きいせいでできないことが多いです。なので、せめて瑞希集中とフラスタを駆使して噛んだCXを吐いて、戻り枚数を稼いでいきます。

レベル2

 L2が解禁されますが特に変わりません。むしろ相手が出したL2や早出ししたL3をやよいで上から潰すことを心がけていきます。連動を決めて戻ってきたやよいにもう一回風を打てればパワー100、十分手が届きます。また、やよいだけで戦えていれば他のアタッカーは必要ないので、集中フラスタを駆使して今度はL3の準備を進めておく余裕ができます。このとき千早を集めるか志保を集めるかは握っているCXや相手のデッキ枚数などの状況次第になります。

 また、相手のデッキが薄いのであればクロックドローとリフダメで無理やり自分のレベルを上げL3志保の連動を狙うのも常に選択肢です。

 後列は瑞希+美奈子が理想ですが場合によってはどちらかを伊織に換えていきます。

レベル3

 志保や千早のCXを絡めてダメージを詰めていきます。

 このデッキのL3CXコンボは飛びぬけて強いわけではないので、打ったそのターンにゲームが決まらないこともあります。大抵は1ターン生き残る必要があります。

 そのために青覚醒を活用します。門5枚ということもあり生き残れば次のターンにもう一度CX連動を打てる可能性も少なくありません。

 うまく絡めてレベル4まで押し込んでいきましょう。後列は瑞希or美奈子+伊織が理想です。

 

各種採用カード

L0 16枚

L0 未来 3枚

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 ミリオンライブのL0といえばこれ。

 このカードのおかげで後列用のカードを後攻のパンチ数にカウントできます。偉すぎる。ただしこのデッキには伊織も雪歩も入っていないので40以上は越えられないので注意。中盤ではL1やよいが空けた枠にダイレしてきたシステムキャラを刈り取ってパンチ数に変換する場面もあります。

    後半全く要らないのとかぶりすぎると役割がないので3枚です。増やす意味も減らす意味もあると思います。

 

L0 杏奈 4枚

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 L1黄色の連動が入っていてフラスタ&麗花さんのセットも入っていて門も入っているのに望月杏奈が入っていないは嘘です。門で適当なCXを回収してもこのカードと麗花さんのおかげでアドバンテージに変換することができます。先攻の1パンとして相応しいカードですが特殊相殺で飛ばされるとストレスです。4枚入っていますが過剰に感じたことはありません。

 

L0 紗代子 2枚

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 1つ目のテキストはパンプテキスト、3パン目で40まで上がります。L0で40まで出せるのは非常に優秀で、このデッキでのL0最高打点です。上の未来がパンチ数を稼ぎやすいのも噛み合っており3パン目にするのも苦労しません。

 2つ目のテキストは1コストアンコール。行きに40出る代わりに返しは弱い、という弱点をこのテキストでカバーできます。ストックは使ってしまいますが先攻1ターン目で殴って様子見にも最適。雪歩と違って壁になるのが大きく、L1やよいが飛んで盤面を空けがちなところに常駐してダイレ枠を減らす役割もあります。ただしストックの方が大事な場面も多々あるので切り捨てるタイミングを見極める必要があります。

 2枚採用。序盤で引きたいカードではありますが被っても弱いのでこの枚数に抑えています。

 

L0 麗花 3枚

ナチュラル美人 北上麗花

 1つ目はパンプテキスト。出たターンであればバニラ以上のパワーが出せ、システムにありがちな序盤の勝負に勝てないという弱点を補っています。

 2つ目は手札と控えのフラスタを交換するテキスト。このカードの目玉です。不要牌を手軽にフラスタに変換できるのは強力で、杏奈と合わせてハンドを整えることができます。

 フラスタがなければ杏奈や瑞希で探しに行きますが、もし早急に面を取り返す必要があれば待たずに出すことも。枚数はフラスタ4枚に対して3枚でちょうどいいと考えています。

L0 瑞希 3枚

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 集中枠はデッキサーチ。フラスタを使う都合上控えは触りやすいのでデッキに触れるこちらを採用しています。門で回収するためのCXを落としたりフラスタ自体を落としたりする役目も担っています。

 またL1やよいで盤面を空けがちなので可能な限りデッキは固くしたいところ、潜ったCXを吐けるの1つ目のテキストは保険として有用です。

 被っても弱いですが序盤から引きたいので3枚入っています。

 

L0 美奈子 1枚

おもてなしガール 佐竹美奈子

 1つ目のテキストは応援。前2人に常時500パンプをつけます。L1やよいは飛んでることが多いとはいえ、場にいるときに55から60に底上げできるのは悪くないです。

 2つ目はレストパンプ。経験達成が条件ですが、レストで10パンプを好きなところにつけられます。

 1つ目と2つ目の噛み合わせが強く、特にL1やよいの微調整に役立ちます。対応CXを打って思い出へ飛ばすターンは65~80の幅で、思い出から戻ってきてパワーが上がるターンは90~105の幅で分配ができます。前者では相手のL1・60を20助太刀や後列応援の上から殴ることができ、後者では早出しされたL3や電源で生えたL2などを相打ち圏内にもってこれます。

 実際には盤面と相手タイトル次第ではありますが、要はパワー上昇を割り振れるのは強いという話です。全振りで15伸ばせるのはL1の茜にはないメリットです。

 他に経験カードは志保以外入っていません。レベル1に上がるときに志保を埋められるとベストですが色の都合でそううまくいかないことも多いです。むしろうまくL3を埋められたときにこのカードを引っ張ってくるようにしています。経験前提の構築にしてこのカードを増やすのもありだと考えています。

 

L1 12枚

L1 やよい 4枚

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 コンセプトカード。殴って飛んでまた殴りに来ます。

 「連動時は思い出に飛んで帰ってきたら高パワー」と相手が助太刀を打つ意義を失わせることができます。ひたすら殴っていきましょう。

 ちなみに飛ぶ効果は任意なので被ダメを減らしたいときや次ターンに圧殺するつもりのとき、特にレベル3にあがる直前などは風をうっても盤面に残すことがあります。もちろん相手のL3のリバース要求を避けるために飛ぶこともありますが。戻ってくるのは強制です。

 また、後列でも発動するので殴らずともとりあえず飛ばしてパンプすることもできます。

 

L1 歌織 1枚

想いよ届け 桜守歌織

 25パンプを自分や他人にふれます。

 普通のやよいに振って80、戻ってきたやよいに振って115と痒いところに手が届くようサポートしてくれます。何もなくても自身65は嬉しいです。レベル3でも志保や千早で面を取り青覚醒を構えるための補助になります。基本的に完全に腐るという場面は少ない良カードです。

 素のパワーは40しかないです。が、L1やよいが飛んだあとはダイレ面が空くため、相手からすれば適当なシステムキャラで殴りたいところなので、そこは素でも上を取れる可能性があります。

 1枚ですが増やしてもいいかもしれません。後述の環1枚と交換することも検討。

 

L1 環 3枚

わんぱく無邪気! 大神 環

 フラスタが入っていてレベル1帯が黄色発生のみで賄えるデッキなら指しておきたいカードです。

 テキストは2つありトップ落としとトップ操作。

 トップ落としは運が絡みますが当たれば無視できないアドを生みます。

 重要なのはトップ操作。フラスタのストブを確定させたり集中前の前方確認をしたりL3志保のドローを選んだり、また見えている門や風は強く「このターンにCXを打つか」や「風込みでフロントするか」などの算段を立てたりすることもできます。

 素のパワーは2000しかないですが、やよいが空けたダイレ面に入ってくるシステム相手なら戦えることもあります。風をめくって面をどかしたり門の回収前提でCXを打ったりとダメージの通しやすさは普通のデッキよりも高いです。

 3枚入ってますが増やしたり減らしたりしてもいいと考えています。

 

フラスタ 4枚

フラスタ

 フラスタです。ストブが入ると1枚圧縮になります。入らなくてもトップチェックできて十分です。見えたCXを志保で引きにいくこともあります。

 特に変わった使い方はないですが星梨花を入れていない分早めに打つ価値は少しだけ下がっています。序盤はL1やよい連動のために使い、後半はその都度適したカードの回収用に握っておきます。今のところ4枚から減らす理由はありません。

 

L2 3枚

L2 伊織 1枚

強気な女神 水瀬伊織

 早出しL3は桃子1枚しかいないのでレベル2からの面制圧プランはほとんど取りません。代わりにL3で面を取って確実に青覚醒用の防御キャラを残しにいきます。

 CX交換のテキストも多用します。レベル2帯で門→風へ交換しL1やよいで継戦するのは勿論、重要なのはL3でのSSs・EHの交換です。どちらもタイミングが大事なCXなので適宜必要なものを加えましょう。

 重要なカードではありますが被ると弱いのとスペースの問題で1枚です。

 

L2 可憐 1枚

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 主な使い道はアラームで、L1やよいのパワーを微調整してうまく相手を叩いていきます。特にCXを打てないターンにクロックに置いていきます。助太刀の方はL3のキャラを生き残らせリバース要求を防いだり次のターンの連動をおかわりしたりするために稀に使います。

 

L2 このみさん 1枚

小さな最年長 馬場このみ

 ガッツンダー。コスト1でソウル2出るのがとても偉いです。デメリットによりサイドを許すものの常時90あるのも魅力で、レベル2帯では早出ししたL3を殴ったあとも相手になんらかの処理を強要することができます。

 このデッキではL1やよいが上から殴る役割をもっているため、それでは越えられない早出しを下から処理できるL2志保やL2真美などの特殊相殺もこの枠の候補です。

 

L3 11枚

L3 千早・志保 各4枚

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 コンセプト②の対応キャラ2種です。

 両方を採用するにいたった経緯について。

 長い間、風4SSs4で回していましたが、やはりSSsをケアされたときの詰めの弱さが目立ちました。L3ジュリア・L3翼・L3星梨花の組み合わせが好きだったのでそれと合わせて使っていましたがどうしてもダメージの飛ばし方にしっくり来ませんでした。サブプランとして未来や雪歩のバーンで攻めるのもあったのですが、それもうまくいかず。

 なら、もういっそ志保からヒールとバーンがくっついてる千早に変えるかって。

 次のスタートは風4EH4にするつもりでした。千早を採用するにあたって他のL3も見直すことに。L3ジュリア・L3翼・L3星梨花は千早と合わせてヒールが過剰であるように感じました。

 課題は千早の相方探し。千早のCXコンボのコストはストックが要らない代わりに手札2枚と重めのコストを要求されます。集中が多段ヒットしたりアタック中に門を噛んだりといった上振れがなければ基本的には2面が限度です。2面でも千早2枚、3枚目のキャラ、対応門、コスト4枚と手札が8枚必要です。クロック2ドローや集中を駆使してもギリギリで青覚醒を構える余裕があるか怪しくなってきます。

 では3枚目のキャラに何を使うか。もちろん回復が足りなければバーンが打てなくても千早を並べることになりますがもし余裕があれば、という話です。

 手札が苦しいのでそこを補填できるキャラが欲しいです。青覚醒と相性がいいキャラクターなら尚いいです。

 となると再び北沢志保が候補に上がります。1ドローでどれだけ雑なカードを引いても千早のコストに充てることができ、カウンター封じは額面上の数値計算だけで青覚醒用の防御キャラの生存を約束します。何より登場コスト以外にストックを要求されません。

 というわけで今の千早4志保4という構成に。

 

 次にEH+千早の組み合わせに志保を加えたとき、SSsは採用すべきかという話になります。

    個人的には入れるべきだと考えています。前述のとおりSSsで殺すことそのものは期待できませんが、相手にSSsを意識させ無理な山削りやリフを強要すること自体が、千早のバーンのサポートになるからです。またSSsは完全に腐るカードではなく、130のカウンター封じで殴れるので防御キャラを雑に残すことができます。

  だいたいこんな流れがあって今の配分になっています。

 

L3 桃子 1枚

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 早出しとXルック。散らばった各種CXや青覚醒を引き込むためにL3で出すのが主です。まれに風や青覚醒を引き込むために早出しします。イメージとして、控えのCXは伊織で拾いデッキのCXは桃子で探しに行くイメージです。

 このカードも手札が減らない「3枚目のキャラ」です。

 

覚醒アイテム~Fairy~ 2枚

覚醒アイテム~Fairy~

 青の覚醒剤。カードプールに存在するだけで相手がケアしてくれる強カード。

 志保・千早ともに連動にストックを必要としないため、返しにこのカード分のストックを残しやすい点で相性がいいです。特に志保は連動で助太刀を無視して上から踏めるため、このカードの価値を引き上げています。

 また、門を多く積んでいるため1ターン貰えるともう1度連動できる確率が高いこと・+3500で連動キャラを盤面に残しやすいことがこのデッキに噛み合っています。

 相手に押し込まれると役に立たないことも多く2枚しか入っていませんが、後半はなるべく手放さないように握っておきます。枠があればもう1枚くらい増やしたいです。

 

CX 風3枚 門5枚

Good-Sleep,Baby♡ 3枚 

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 L1やよい対応の風。やよいの性質や風であることで電源に対してやや有利に立ち回れます(多分)。本当は4枚積みたいですが枠の都合で3枚。クロック2ドロー含めた1ターンのドローに風が入っているのと3パンで門をめくって風を拾うのは(諸々に目を瞑れば)ほぼ等価なので、門に枠を割いても大丈夫です(多分)。

 

Eternal Harmony 3枚   Shooting Stars  2枚

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 微妙ですがEHよりSSsをケアされる場面の方が多いためこの配分です。SSsは見せることに意味があります。

 

感想

 いや、これどうなんでしょうね。

 長々と書いていますがCXとL3の構成はもっとよくできると思っています。

 門の配分はともかく、L1やよいはとても気に入りました。対応CXを打てなくてもバニラサイズはあるので最低限の仕事ができるのはよかったです(本当に最低限ですが)。逆にCX連動を決めた後にダイレ枠が空くのがきつい場面は多々あります。面が空いてもキャンセルできるよう1リフを狙って固い山にしつつ対応CXを打つ、というのもありましたが少し無理がありました。

 コンセプトどおり風を打ち続けてL1やよいで殴るのは気持ちいいのでそこは間違っていなかったと思います。前述のとおりミリオンのプレビュー時点で構想があって、それなりに長い間触っていたデッキなので愛着があります。これからもよりよい感じにしたいですね。

 

 自分は好きだから使いますが誰かに使ってほしいとは言えないようなデッキの紹介でした。みんなもそういう紙束を作って人生を浪費してくれよな。

 

 

 

【星井美希を面に残すデッキ】(WS:ミリオンライブ)

 ミリオンライブのBTが出て早1年とちょっと。いろいろとデッキを組んだり崩したりしていたので、たまには考えていたことをメモに残しそうと思いました。

※以下、自分のレベルを「レベル」、カード自体のレベルを「L」で書いていきます。

※これは予防線ですが、大会とか環境とかそういう話ではないです。

 

 はじめに

 今回のデッキを作る前提に以下のコンセプトがあります。

① 0/0の星井美希のイラストがよかったので使いたかった。

② 2/1の天空橋朋花の集中テキストがよかったので使いたかった。

③ 残りのパーツをゲームになるように埋めたかった。

 

 

あふれる才能 星井美希

 イラストがかわいい。見ればわかります。じゃあ使うかって。

 2つのテキストを持ちますが、どちらも横になる効果です。

 1つ目のテキストはデメリットです。手札から出したとき相手の控えのCXが3枚以上だとレストします。3枚って。運が悪いと相手の先攻1ターン目だけで就寝時間を迎えることがあります。

 このデメリットをメリットとして活かすことは難しく、また後述の電源との相性は最悪です。(次のターンに美希で殴るためにあらかじめ後列にレストして置いておく、という行動と噛み合わない。)ただしこの効果は手札から出したときにしか発動しません。ということは朋花の集中の効果で出しても寝ないということです。

 2つ目のテキストはメリットです。リバース時にトップがL2以上だとレストします。要はバトルに負けてもワンチャン生き残る、と言った感じ。めくるカードはキャラじゃなくてイベントでも可です。ターン1ではありますが自分から殴りに行ったときも相手に殴られたときも発動します。なので、デッキのL2以上のカードが多ければずっと生き残り続けることができます。特殊相殺やクロシュ、思い出送りなど弱点は多いですが構築次第では強力なテキストに出来る可能性があります。また、自分から殴ったときには次のトリガーがわかるというのも明確なメリットです。相手から殴られたときには相手にトップがわかってしまうのはデメリットですが。

 パワー35はL0にしては高い方。バニラが30であることを鑑みると上のデメリットが下のメリットより大きく取られています。

 メリットもあるがデメリットも大きい、イラストは強い、採用率はそんなに高くない(多分)といったカードです。

 なるべくメリットを活かせるような構築にして使っていきましょう。

 

 

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 イラストいいですね。通常版も綺麗ですが、サインの方のMaria Trapが最強です。持ってないけど。

 1つ目のテキストは自身レストで控えのキャラを1枚ストックにおける効果。

 強力なテキストで、毎ターン綺麗なストックを積み続けることができます。自身を手札から出しても即座に使用したコストを補填できます。

 これだけでも採用価値はありますが、今回活かしていきたいのは2つ目のテキストです。

 デッキから落とした4枚のうち音楽のキャラの枚数によって控えからL0のキャラの出せる、というかなり独特なテキスト。ストック1ハンド2とコストは重めですが、最大4枚場が増えるのでヒット数次第では元手以上の枚数が並びます。レストが必要ないので1のテキストと同じターンに使えるのはもちろん、コストさえあれば1ターンに何度も使えることや最悪本人で殴れること、などのメリットがあります。注意としてはイベントとCXはカウントしないこと、リフを挟んでしまうと大幅に釣れる枚数が減ることが挙げられます。

 こういう墓地から下級がわらわら湧く効果めちゃくちゃ好きなんですよね。真炎の爆発とか。戦列への復帰とか。復活のトリプル・リバイブとか。なので使いたいな、と漠然と思いました。

 このテキストを活かすために、デッキに採用するL0はで後半も役立つテキストかつ常在やpigなど控えから出ても効果があるものを選びたいところです。

 

③ せっかくの対人ゲーなので、できるだけ他人と遊べる形に。

 

 ①と②を思うきっかけは別の時でしたが一つのデッキにまとまりそうだったので、こんな形になりました。

 

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 はい、結局8電源。許してほしい。

 

 

 

ざっとした動き

 ざっとした動きは「星井美希でチャンプ→耐え&トップチェック、トップ次第で隣はサイドorフロント、耐えに失敗したら天空橋朋花で蘇生を繰り返し、ハンドとストックを維持しながら最後は琴葉と覚醒剤で詰める」という感じです。

 結局琴葉覚醒じゃんとか言わないで。

   CXに1000/1はないですが、デッキの31/50にドラがついているのでだいたい2点ずつ刻んでいく雰囲気です。

 マリガン

・L0は残します。

 場合によっては多少切ります。かぶりすぎた瑞希とか。

・L2以上は切ります。

・電源1枚は絶対に残します。

 このデッキの最優先事項はレベル1に上がった瞬間に朋花を出すことです。そのために1枚は握って離さないようにします。8電源なので道中素引きする可能性は高いですが、下振れもあるので。

・電源2枚は残す場合もあります。

1枚はバトルに負けたL0の蘇生に使います。狙うかはケースバイケースです。

・赤覚醒はできるだけ残しておく。

 レベル3にあがるまでに引ければいいので電源のキープほどシビアではないですが、やはりイベントは引き込みにくいのでL0に余裕があれば握っておくのが無難です。

 

 レベル0

 ゆっくり進めます。

 8電源なので早くレベル3まで上がると不利なこと・こちらは溜めたストックと手札の吐き先として赤覚醒があることからスピードを上げる必要はありません。相手が出してきたアタッカーを潰す、無理なら最低限集中に使うストックを稼ぐことを意識します。攻勢をいなしつつこちらが先あがりできたら嬉しいです。

 

 手札でダブった電源は積極的にレベル0の蘇生に使います。

 集中も使えるときに使っていきます。ストックを綺麗にするのは後でいいので、一周目はデッキを削ってリフに近づくことと控えの電源対象を増やすこと、デッキからL0を抜いてアタッカーを手札に集めることと美希の生存率を上げることを目標にします。

 些細な話ですが美希で殴らないターンも手札から後列に置いておくと吉です。あとから出すと寝るので。ただし電源を噛んだ時の枠は開けておくように。

 

 レベル1

 どうにかして朋花を出します。

 そのための8電源で、他のCX配分は許されません。

 ここからはなるべく3パンして相手とダメージレースしていきます。死んだとしても朋花集中と瑞希集中でアタッカーは確保できるはずです。途中で電源が捲れたりレベル1のうちにもう一回電源が打てたりするのであれば奈緒を出しましょう。早い段階の95ソウル2手アンは流石に強いです。

 

 お互いにレベル1に入るとこちらは概ねパワーで勝てないので殴る順番を考えていきます。

 まず絶対に勝てないかつサイドしても絶対ダメが通らない(L2など)は美希でチャンプします。もしかしたら生き残るのと、次のトリガーが確認できます。

 ここで電源が見えれば美希は死にますが美希の上から奈緒を出せばいいです。

 ここでドラが見えた場合、L1に対してL0でサイドしてダメージを通していきます。こうしてお互いに面を残して大きいダメージを防ぎながら電源を噛んだり素打ちしたりして盤面を少しずつ整えていきましょう。

 L0が見えたらハズレです。おとなしく隣もチャンプします。すでに奈緒がいればそちらで殴っていきましょう。

 莉緒のチャンプは1パン目にやります。電源用の面を空けるのと、2・3パンで電源を噛んだときに深く埋めないようにするためです。1パン目で噛んだらしょうがない。

 

 以上のことを考慮して、多い展開の例としては

1パン目 莉緒でチャンプ(→ストック)

2パン目 美希でチャンプ(→トップチェック)

3パン目 杏奈でサイドorチャンプで山を削る。

 みたいなパターンがあります。

 1リフもできたら嬉しいです。10枚程度の山なら莉緒と杏奈でチャンプして落としきれるので、序盤で集中を決めていればそこまで難しくないはずです。

 後列は朋花+瑞希が理想です。

 

 レベル2

 ここからは電源で未来が出せると嬉しいです。瑞希の集中でハンドの枚数を稼ぎつつ未来を控えに落としたいところ。

 また、レベル3に上がる前に山も作っておきたいです。朋花の集中対象も山の固さによって変えていきます。あまりいい状態でなければ莉緒や杏奈で崩していき、固いようであれば美希多面で手札を節約しつつ盤面を維持していきます。

 後列は朋花+瑞希が理想です。

 

 レベル3

 ここまで積んだストックと手札を使って琴葉覚醒を狙っていきます。順番や同ターンに打つかは状況次第ですが。琴葉を見せている時点で普通に相手がリバース時3打点を許してくれるわけがないので、未来のバーンも活用していきます。

 相手のデッキに光景互換があるかにもよりますが、固い山ができていればヒール耐久していくこともあります。覚醒、琴葉、未来、翼と手札の枚数が重要になってくるので後列の理想は朋花+瑞希のままですが電源のめくりや手打ち次第で瑞希の上からまつりを重ねていきます。

 

 

各種採用カード

 

L0 美希

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 コンセプトカード1。

 2つ目のテキストについて。L2以上が26枚なのでそれなりの率で生き残ります。デッキの中にL0が16枚・CXが8枚でそれらが捲れると生き残りませんが、もしトップがCXなら自ターンの攻撃では美希の上から別のキャラを出せますし相手ターンの攻撃ではキャンセルなので実際のハズレ感はもっと少ないです。

 自ターンのチャンプ+トップチェック+耐えという動きは強く、トップがL2以上のドラ持ちなら隣もL1にサイドでダメ通しつつ二面が残るという状態を目指していけます。

 レベル0帯の35かつワンチャン生き残るは十分な脅威。控えから出しても寝ないので朋花で3面並べることもあります。レベル0から終わりまで活躍するカードです。

 1つ目のテキスト条件を満たしてるときに複数引くと困りますが早いターンに引くほど強く後半も使うので4枚です。

 

L0 杏奈

ふわもこ夢心地 望月杏奈

 8電源、朋花の②、どちらとも噛み合うスーパーカード。前半はできるだけL0のカードを引き込んで不要牌を切り、後半もチャンプによって確山を削ったりハンドのCXを切ったりと役割があります。パワーも及第点、4枚積まない理由がありません。ちょっとだけ値段が高いです。

 

L0 莉緒

セクシーお姉さん 百瀬莉緒

 1つ目のテキストは運次第ですがリターンは大きく、先行1ターン目や相手の500の相殺に充てるときのおまけとしては十分です。落とすだけでも意味があり、2つ目のテキストも合わせると杏奈と同じだけ削れています。

 で、2つ目のテキストがこのカードの真価です。レベル2以上が多いため、ほぼストックに行きます。相手ターンでやられるとこちらの3パンで噛んだCXが埋まってしまうので、なるべく自ターン目での1パン目でチャンプしたい。山が削れることも見逃せないメリット。杏奈と共に少ない山を無理やり削り落としたりします。また、ワンパンでストックを2増やせる可能性があるカードでもあり、未来や琴葉のコストを無理やりひねり出すために使うこともあります。

 朋花で出して明確なリターンのあるカードでもあります。パワーが低いため序盤に引きすぎると弱いという点はありますが今のところ減らす予定はありません。

 

L0 瑞希

クリスマスの贈り物 真壁瑞希

 同じくミリオンの集中にL0海美がいますが、デッキから抜けるというのは莉緒・美希を使う上で見逃せないポイント。加えて1つ目のテキストで好きな数ストックを吐けるのもメリットです。綺麗な山を作るために度々出番があり、他にスペースを割かずに集中用のカード一種で補えるのは大きいです。

 ちなみに、朋花の効果を使ってレストしている瑞希の上に別の瑞希を釣り上げると実質再スタンドとなりまた集中が打てます。

 4枚入っています。電源を素打ちしたときや1パン目で噛んだ時に上から潰しがちなので余分に握っておきたいところ。ただアタッカーとしての価値はない点を見て減らしてもいいかもしれません。

 

L1 不採用

 L1というだけでデメリットであり、採用するに値するカードは見つかりませんでした。

 

L2 朋花

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 コンセプトカード2。

 このカードを序盤で落としレベル1に上がった瞬間に出せるかがゲームのカギです。

 2の効果でストックと無駄なハンドを吐きつつ1の効果でストックを積み上げます。このカードのおかげで手札にL0が一枚もない状態でゲームを進めてもアタッカーを維持できますし電源を抱えすぎて憤死ということも起こりにくいです。

 それから集中のコストで切ったL0をそのまま出せるのもかなり大事な点です。重いカードを優先的に切るか、素出しだと寝てしまう美希を控え経由させるか、などなど。

 なお、2枚目以降はレベル置き場に置いて経験稼ぎ+色発生になります。

 

L2 奈緒

はつらつ関西娘 横山奈緒

 朋花は2枚以上並べたくないのでレベル1のときに電源で出す候補2です。雑にクロツーで稼いだハンドで維持できるソウル2の95は単純に強くこのカードで相手の潰したい面を選んで殴っていく形になります。L2なのでコンセプトも阻害しない。

 テクいことは特にないですが、美希のトップチェックでL0が見えたらこっちから殴って刻んでいく、みたいなことはします。

 

L2 可憐

波打ち際の女神 篠宮可憐

 アラームをめっちゃ使います。

 このカードでソウルを上げてL0のカードにサイドの選択肢を与えます。

 パワー上昇もあるのでたまに美希がL1のキャラを殴り飛ばしたり奈緒でL3のキャラを超えたりするために使います。助太刀の方はほとんど使いません。アラームで使ったらそのままレベル置き場に飛ばし、翼のための黄色発生と経験の種に使います。

 場を埋めないソウルパンプは本当に便利で、助太刀を使わない前提でも2枚積んでいます。できるならもう1枚くらい増やしたいかも?

 

L2 紬

生真面目少女 白石 紬

 疑似リフ。一応保険で入っています。が別のカードにしてもいいかもしれません。

 

L3 琴葉

新しい自分へ 田中琴葉

 ケアされることが多いため、どちらかといえば圧の強いヒールと言った感じ。ですが入ればゲームを決めかねないCX連動は相手に負担を強います。経験のためにレベル置き場に置くことも多く、4枚から減らす理由はありません。

 

L3 未来

いつでもオンステージ! 春日未来

 どのテキストも強いですが、特にレベル2で出た時の制圧力はすごい。連動が上手くいかなそうなときは並べて面を取っていきバーンで詰めることも。バーンのコストは重いですがアタック中に噛んだCXもハンドにだぶついたCXもその場で控えに送れます。経験のためにレベル置き場に置くこともあるので4枚です。素出しだとヒールにもハンドにもならないのは痛いですが、レベル2で電源を噛んだ時にこのカードが控えにいないとショックなのでこの枚数です。

 

L3 まつり

スノー・プリンセス 徳川まつり

 ミリオン最強の後列。琴葉連動のジレハで必ず釣り上げたいところです。

 ただしレベル2で電源を噛んだ時に後列に出しておくのは悩みます。後列は朋花+瑞希でいる方が強いことが多く、L0の多いこのデッキでは15パンプしたところで面を取れない可能性が高いからです。

 むしろレベル3で控えにいてほしいので、レベル2のときにクロックに置き、ジレハ連動で釣ることを目指していきましょう。

 素出しもそこまでしないので2枚。レベル置き場にはよほどのことがない限り置きません。

 

覚醒アイテム~Princess~

覚醒アイテム~Princess~

 赤の覚醒剤。キメると相手との対話を否定できます。手札・ストックの直接的な変換手段であり、これがあるからこのデッキはL0のカードで遅延する意味があります。ただ決して余裕をもってうてるカードではないので状況は良く見ましょう。

 サーチが効かないので素引きするため3枚、1枚引いたらレベル置き場に埋めてもいいです。

 

L3 翼

エンジェルボイス 伊吹 翼

 固い山を作った後のヒールが足りないと思うことがあったので採用しています。また、アタック時に最大25振れるので琴葉連動の補助もできます。相手のL3を上から踏みやすくストックも1しか使わないため便利カードです。まれに経験のために埋めることもあり数は2枚がちょうどよく感じています。

 

L3 桃子

みんなでパーティ 周防桃子

 早出しXルック。ジレハを探すために出すことが多いです。レベル2で早出しして雑にパワー1万で殴っていくこともあります。感覚としてはハンドの減らないソウル2。今まで2枚入ってましたが1枚志保に換えました。

 

L3 志保

積み重ねた想い 北沢志保

 琴葉連動時のホラーや美夏を封じられて、手札も減らない便利カード。連動抜きにしても雑に投げて翼で上から潰していけます。

 

CX

 ジレハ4 グロスト4

ジレるハートに火をつけて  Growing Storm!

 普通の8電源です。

 

不採用カード

 

L1 可奈

心からの願い 矢吹可奈

 迷いましたが、L1のカードは美希にも莉緒にも貢献しないノイズになること、コンセプト①を脅かすカードであることという理由で不採用です。

 

L0未来 L0雪歩 L0紗代子

 みんなで一緒に! 春日未来 一歩ずつの成長 萩原雪歩 ずっとそばに 高山紗代子

 同じくコンセプト①を歪める、コンセプト②を歪める可能性があったので不採用。同じ8電源・琴葉覚醒型にはなると思いますが。(というかそっちの方が強いのでは)

 

L0 水瀬伊織

高飛車お嬢様 水瀬伊織

 集中瑞希を1枚こっちに換えてもいいかなとたまに思います。

 

CX HOME, SWEET FRIENDSHIP

HOME, SWEET FRIENDSHIP

 グロストもどうせシナジー入ってないのでこっちの電源でもいいんですけど。このカードが手札にあるとイラスト全体の色合いがジレハと似てて間違えるのでグロストにしてます。いや、そんなことあるかって感じなんですけど実際にやったことがあるので。反省してます。頻度は小さいですが被害は絶大です。自分の視力との兼ね合いで選びましょう。

 

所感

 各種バウンス、特殊相殺、光景互換、手札事故、その他諸々と苦手な展開は多いですが美希でチャンプしつづけ朋花の集中で美希を多量に釣り上げるのは独特の気持ちよさがあります。個人的には気に入っている構築です。

 正直8電源以外のCXでデッキを組みたかったのですが、どう考えても美希と朋花が電源と強く噛み合うカードなので無理でした。

 わざわざパーツを集めてきてまで組むデッキではないっていうか(このデッキは杏奈、琴葉、瑞希とRRのいいとこが詰まってます)、これ組むくらいなら何か他に面白いデッキ組んで教えてください。

 いやホントみんな紙束作るのに時間と金を使ってくれ。

 頼むから。

 

 

 

ISF08で買った本の感想とか ①

    07の感想はどうした?

 

  先日ISF08が開催されました。ありがたいことに席を頂き、自身も頒布させていただきたのですが、他の方の本もいろいろと手に取らせていただいたのでその感想を。もちろんですがネタバレを含みます。あと失礼な言葉遣いがあるかもしれないので、あまりそういうの見たくない方は閉じてください。失礼にしたいのではなく語彙がないんです。

 

・『IDOL HEROS SPIN OFF GENESIS V.S. NEMESIS』主筆 川下欅氏(サークル 創騒都市)

「4月に公開された『アイドルヒーローズ ジェネシス』より歌織、真、茜、ジュリア、紬の5名のキャストを主人公としたスピンオフ小説5作を掲載。本編の前日譚や本編を別視点から描くサイドストーリー、彼女たちを巻き込む新たなる事件の物語などを大ボリュームでお届けします。」(主筆 川下欅様pixivの宣伝文より引用)

 白々しい文にするのも寒いので先に書かせていただくと、ありがたいことに主筆からお声がけを頂きまして拙作も載せていただきました。

 本作はスピンオフになっており五人の作者が各々独立した世界観で作品を仕上げている、という仕様になっております。なので感想はひとつひとつに(できたら)。

 

 

・目次

 ページ数おかしくない?というのは何度かTLでも出た話ではありますが、そもそも合同誌で一人当たりこれだけのページ数を許容してくださるというのはあまりない(と観測できる範囲では思う)ので、主筆には一生頭を向けて寝られません。

 

・『HEROIC WILL』 主演:桜守歌織 脚本:松之助

 物語の根幹は歌織と黒髪の邂逅。ですが、あずさ・莉緒によるヒーローズの立ち上げ、総帥コトハの暗躍、カオリの意志と死欲、司令官の計画が絡んでいき、物語は組織の目的・個人の意志としての悪と正義の境界を曖昧にし、より濃厚な層へと沈んでいきます。

 物語はカオリと黒髪の二人で始まります。暗い雰囲気を漂わせながらの軽い会話の中で、黒髪からカオリへの献身、カオリとの過去での出会いを匂わせるシーン。腫れぼったい文はなく、不穏ながらも二人のつながりを感じる文章がまとまっていて好きです。

  さて、シーンは別の過去へ移り、紬と歌織の微笑ましい会話、まだ二人ともに明るい芯のある描写が描かれています。歌織には当然カオリのような面は見えず、紬もゲーム中に見せるような怯えを一度乗り越えているように書かれています。ここで髪を切る話をさらりと挟み込めるのが巧みです。

 そして庁舎でのあずさ・莉緒・歌織とフクダ司令官との会話へ。庁舎に入った経緯、紬の様子などの時の流れに対する他愛ない会話から、フクダ司令官の登場をきっかけに「人為的なデストル因子の覚醒」という暗いテーマに話が食い込んでいきます。後々にわかることですがヒーローズ側も後ろ暗い計画を立てているので、ここ含めてフクダ司令官の登場=暗い要素と全体に影を落とていくのが強いです。庁舎内の様子と入るまでの流れやファイル名から組織の経緯につなげる書き方など、さりげない説明がテンポよく流されていきます。

 次にデストル化した怪人との戦闘を経由しての歌織と黒髪の邂逅。ここが凄く綺麗です。「セーラー服であることの意義」「赤い目への解釈」とゲーム中に存在し『視覚的に確認できる要素かつゲーム中で説明の少ない要素』から入り、「黒髪の能力」「歌織の正義」というゲーム中に存在する(と思われる)『視覚的に確認できない要素かつゲーム中で説明少ない要素』をちらつかせる。そして、二人が引かれ合うきっかけ、というより黒髪が歌織・カオリへ献身を向ける合理的な理由を作っている。野暮ったくなく、後の伏線にもなる「狼煙」の話も入っている。違和感ない文でまとまっているのに濃度が高いです。

 病室での目覚めから遊園地に行くまで。フクダに裏の計画があることを匂わせつつ、遊園地ではまた温かい日常に戻っていきます。フクダが去ると平和に戻るんですね。遊園地内では紬を振り回す莉緒の描写がめっちゃ好きです。あずさが指摘する歌織の無鉄砲さは後に出てくる死欲への伏線ですし、パワーが使えなくなる五年という数字は紬が中学生から十七歳になるまでの時間でゲーム内でキネティックパワーを使わずに戦うザ・ファーストへの解釈ですし。組織を立ち上げるという話は後のフクダの計画と絡まってゲーム中の紬へカオリの存在を打ち明けるシーンに吸われていきます。

 始まるデストルドーの襲撃。ここから物語は一気に不穏な流れへと飲み込まれていきます。組織を立てる意志を強くするあずさの台詞の後、歌織が単身で原点へ乗り込むことを決意します。総帥コトハとの出会い、暴かれるカオリの根源にある死欲。ここ、二人の戦闘描写やデストラードに抵抗を示す歌織の心情が丁寧に描かれているおかげで、カオリの死欲などの提示される要素に対してシーンが長いので、要素の強調性が高くなっています。ヒーローズ側の抱える秘密も小出しにしつつ、流れるように黒髪の登場に繋がっていてすごく綺麗です。正直、 正義側の自己犠牲を潜在的な死欲として描写する場所で呻いていました。

 黒髪とコトハの戦闘。初めての、歌織もカオリもいないシーンです。実際、前のシーンでは歌織が上へあがった二人を見失うことで終わり、次のシーンでは歌織が上へあがって二人を見つけることから始まるので、二つのシーンは時系列的には途切れません。ですが、ここでは、黒髪がデストルドーに属するのがコトハの目的という告白、黒髪がカオリへ献身を示す割にデストルドーという組織へ従属を示さないことの理由づけ、また後に出てくる「取引」のためにマコトとコトハの力関係を示す重要な前置きになっています。必要な伏線のためにシーンをしっかり挟めるのがとても羨ましいです。マコトがポケットの穴を確認するところがめちゃくちゃ好きです。

 上がってきた歌織に琴葉が取引を持ち掛けるシーン。最高です。自分の意志で命を差し出させるコトハの残酷さ、歌織の正義(と自己犠牲)の一貫性。本当に最高でした。続いてフクダが到着するシーン。最高で最悪です。コトハの「痛み分け」という命を軽んじた発言から組織側の闇が暴かれます。歌織を挟んで二つの闇が対峙し、互いに引きます。最高です。

 東都タワーでの戦いは終わります。記憶を失った黒髪が空を見上げる箇所、序盤で空を見上げた黒髪が「出会ったことがなかったかい」という問いかけに繋がり、歌織の死体は研究所に収監されて、二人の過去の物語はここで一旦幕を下ろします。

 物語は一気にゲーム本編の時間軸に戻り、ヒーローズという新しい組織を作りあげたあずさと莉緒はカオリの存在を紬に打ち明ける決意をします。もう一度「高校生だもの」と念押ししてからセーラー服ではなく仕込み杖を手に取るのが好き。五年という日は彼女たちの野望を叶え大人の責任を負わせました。

 ラスト。再びカオリとマコト、制圧した軍用基地。時系列はヒーローズとの決戦寸前まで進みます。黒髪がカオリに対してかつて出会ったヒーローとしての彼女の残滓を想いながら、物語の幕は静かに下ります。

 ゲーム内解釈とのバランス、緩急の使い方と物語の合理性がずば抜けて高くて、スピンオフの幕開けとしてこれ以上の話はないと思います。前回のヒーローズスピンオフ小説合同に掲載されていた『魔女の生まれた日』もトップバッターとして堂々たる物語でしたが、それとはまた違う道筋の今回も素晴らしかったです。前日譚、というのも最初の物語として適性高くていいですね。本当によかったです。

 

   今日はここまで。 

 

 

WS 星屑グッスタ

19/11/09追記 久しぶりに回したらめちゃくちゃ弱かったです。

 

 約一年ぶりの更新がこれです。 

 自分用のメモも兼ねて今使ってるデッキについてずるずると。

 WSを初めて間もない初心者なので内容についてはご容赦ください。「こういうの使ってる」ってだけです。決して「強いので」とか「答え」とかではないです。「世の中にはこんなの書くほど暇な人間がいるんだ」くらいの軽い気持ちで読んでいただければ幸いです。こんなの読むほど暇な人間向けの内容になってます。

 

 WSアイドルマスターミリオンライブ!、まだ発売して一年経ってないんですね。

 1TD+1BTのカードプ―ルですが名称や特徴レベルの指定が少ないので(?)発売直後はいろんなデッキが作られていたような気がします。気のせいかもしれない。今は8電源覚醒が答えって感じらしいですね。田中琴葉、強いじゃねーか。

 

 今回書くのは美希連動を使ったグッスタです。

 

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 コンセプトはL1の美希連動で作ったストックをのり子・瑞希・フラスタを通して手数にしつつL3での翼・星梨花による耐久や雪歩の使い回しのコストに回す、という感じです。ストックをためて固い山にするかさっさと枚数に変えてしまうかはそのときの噛み具合と盤面次第です。以前はストブ後の勝ち筋を赤覚醒1本に絞っていましたが色々としんどいところがあったので今のグッスタ調の構築になりました。

 

 

L0 17枚

一歩ずつの成長 萩原雪歩 x 2枚

ふわもこ夢心地 望月杏奈 x 3枚

ナチュラル美人 北上麗花 x 3枚

みんなで一緒に! 春日未来 x 2枚

ずっとそばに 高山紗代子 x 1枚

自慢の肺活量 北上麗花 x 1枚

高飛車お嬢様 水瀬伊織 x 1枚

クリスマスの贈り物 真壁瑞希 x 4枚

正直ここの構成は自信ないです。ミリオンのL0は強いのでコンセプトに沿いつつももっとストレスの少ない構成があるような気はしてます。

 

雪歩2

 後ろに逃げれる2000パンプ。

 L0では他のカードにパワー振りながら殴りつつ、L1に入ったら美希に振りながらチャンプしてのり子でストックに行くのがベストな動きです。後半でもこのカードのおかげで超えられるラインが上がるのはいいですね。

 ミリオンの強いL0の1枚ですが、重ねて引くと微妙なのとL1で使いたいストックを自身の維持に使ってしまうのが噛み合わないのでこの枚数です。

 

杏奈3

 リバース時3ルック。

 このデッキは山削りが下手なのでめちゃくちゃ重宝します。山からは瑞希の集中でしか持ってこれませんが控えはフラスタ・のり子・扉で回収できるので基本的に控えにある方が触りやすいです。このカード自身もハンドの不要牌を切れる上にフラスタが落ちれば麗花でも不要牌を切れるようになります。L0で25あるのも偉いです。

 また、ゲーム後半でも残りの山が少ないとき3パン目にチャンプしてCXごと落としたり落とさなかったりするのに使います。

 枠があれば4でもいいと思いますが今のところ3でも十分だと思っています。

 

麗花(フラスタ回収)3

 フラスタ回収とCIP35。 

 ノーコストでハンドのCXやL2・3などをL1のイベントに変換できるので序盤の事故防止にかなり貢献しています。もちろん後半でも必要なカードの回収のためにしばしば引っ張ってこられます。

 またCIPで35あるのでL0のキャラは大抵殴り返せます。システムにありがちな固まって引いたせいでL0相手にサイド、みたいな展開も少ないです。

  控えにフラスタがないと腐ってしまうのが難点なので、杏奈・瑞希で積極的に控えを肥やしていきましょう。ストックに飛んだときも忘れないように。

 

未来2

 相手を殺すと味方を守れます。

 0帯の要です。あまり劇的な成果はもたらしてくれませんがL1に入っても雪歩・歌織のおかげでそれなりに殴るチャンスはあります。

 後半はほぼ腐ってしまうこと・重ねて引きすぎても微妙・移動持ちが多いとダメということでこの枚数ですが、もっと序盤で気持ちよくなりたかったら増やしてもいいかもしれません。

 

紗代子1

 最大40で殴れるのと条件付きコスト1アンコ。

 コスト1アンコが強くL0初手から生き残ってL2くらいまでずっと盤面に残っている、ということも多々あります。雪歩と違って後列に空きがなくても生き残れること・ダイレ面を空けることがないもの魅力的です。パワーの最大値も悪くなので相手ターンでアンコした次の自ターンにチャンプ以外の選択肢があるのも噛み合っています。

 といいことづくめのカードではありますが雪歩と同様ストックが貴重なので採用枚数は少なめです。2枚並んでもパンプとアンコの両テキストとも弱くなってしまうので。ただ、強いカードであることには変わりないのでもっと増やしてもいいかもしれません。

 

麗花(移動)1

 移動持ち。

 先行1ターン目で殴るならここに採用しているどのカードよりも強い(はず)です。また、のり子のためにチャンプして脇が空くことがあるので中盤くらいなら移動してリバース要求避けができたりします。相手のL3連動がリバース要求持ちでダイレ面を空けてきた、みたいなときに引っ張ってくることもあります。

 重ねて引いても微妙なので1枚です。好きなので入れてますが完全に抜いてしまってもいいと思ってます。

 

伊織1

 L01000パンプと1コスサクリで4ルック。

 1000パンプあれば流石に上から殴れるのでL0で立てられると殴り合いでかなり優位に立てます。L1に上がった直後や後半の不要なときも4ルックに変換できて都合いいです。控えの方が触りやすく山削りが下手なこのデッキでは貴重なカードです。

 ただ不確定サーチに1コス1枚使うのはそれなりに重いコストなので必要なときに引っ張ってこれるよう1枚の採用にしています。

 

瑞希

 1コスで他人の代わりに起きるのと単レスト山集中。

 役割過多です。まず集中。このデッキには控え回収は多いですが山サーチはない、そのうえL1での連動を狙うので、L0でのサーチ手段への依存度は高いです。また、山を見れると言うことは非公開ストブで噛んだカードを把握することができるということです。山が削れることはいうまでもないです。

 それから1コスで起きるテキストのおかげで無限にストックを吐けます。あまり無意味にストックを吐くのは嬉しいことではないですが緊急手段が自然と入っているのは悪くありません。後列横にいるのり子・まつりを寝かせて集中を1ターンに2回打つことも割とあります。

 どうやっても引きたいので今は4枚になっています。2枚目以降はあまり必要ないので減らしてもいいのですが、それ以上に引きたいカードなのでこの枚数です。

 

 

L1

気まぐれ小悪魔 星井美希 x 4枚
わんぱく無邪気! 大神 環 x 1枚
大盛りスマイル 佐竹美奈子 x 1枚
想いよ届け 桜守歌織 x 1枚
一緒に応援! 福田のり子 x 2枚
フラスタ x 4枚

 

美希4

 風連動で実質2枚ストブ。

 このデッキのコンセプトです。他タイトルの連動2枚ストブを見てしますと控え2枚のレムレスや宝対応65スタートの択捉、回収と選択できるショコラなどもっと強そうなのがいますがミリオンには星井美希しかないので。

 美希自身はCX込みで70スタートなので踏むこと自体は苦労しません。各種パンプもあるのでそれなりに成功させることができると思います。逆に選ぶ方の相方をちゃんとしないと失敗することがあります。基本的には美希2枚連動を狙います。

 ちなみにですが、CX連動のテキストはキャラを選ぶところが強制でストブが任意です。 

 成功させないと話にならないので4枚採用ですがフラスタが入ったデッキなので要らないと思ったらレベル置き場に飛ばすことになります。

 

環1

 変則ドローとトップ2枚操作。

 特に何も目的がないときに出す0コストの中で1番強いです。変則ドローはあくまでおまけですが、悪くない期待値ですし成功したら実質CX連動みたいなものです。ターンを跨いでチャンプ回収を繰り返すとやらしい。 

 本命のトップ2枚操作は集中を打つか、そのまま3パンするか、美希連動でストブするか、フラスタ打つか、など他諸々の行動を強くしてくれます。またトップを0にして圧殺してからフラスタを打つとおかわりできます。このデッキではあまりしませんがL3のこのみ・志保を使うデッキではこれでCXを探しに行くこともあります。本当か?

 採用はたった1枚ですがどのレベルでも使いたいカードなので持ってくる場面はかなり多いです。

 

美奈子1

 実質40の1相殺。

 変哲のないL1相殺ですが、このデッキでは踏みにくい1/1/7500などを殴りに行くのが主な役目です。チャンプしてのり子でストブ、美希連動で指名してストブ、どちらも行けます。もちろん普通に置き相殺でも。

 採用は1枚ですが必要なときに持ってきましょう。後半は要らないカードなのでレベル置き場に行くこともあります。

 

歌織1

 CIPで最大25パンプ。CXコンボは模様です。

 自身に振って65で殴っても良し、前半は美希に振り後半は星梨花に振って良しの良カードです。

  採用は1枚です。必要なときに持ってきましょう。

 

のり子2

 死んだキャラを条件付きでストックに送るのと2コスレストで回収。

 このデッキの超重要カードです。

 ストックはあるけどハンドはない・連動を打てなかったからストックがない・ストックに噛んだCXが吐けないなどのお悩みを全て解決してくれます。

 2枚目以降は完全に腐ってしまいますが引きたいカードではあるので2枚。集中によるサーチやフラスタ・扉での回収先としては優先度高いです。1枚盤面に出したらフラスタのヒット率を上げるためもう1枚はレベル置き場に埋めてしまうこともしばしば。

 余談ですが、扉入ってるのに美希連動で貯めたストック使ってのり子で回収してると「初めから育さん使えよ」ってなりますよね。

 

フラスタ4

 回収とトップL0ならストブ。

 ミリオンの黄色L1連動は4種いますが、フラスタがプールに存在するというだけで他の色より評価が上がると思っています。主観です。前半は連動成功のために、後半はヒールの回収や雪歩のバーン連打のために使ったり。

 散々いろんなところで言われていますがストブ失敗してもトップ見れるだけで強いです。特にこのデッキでは美希連動で深く埋めていいカードかどうかを確認できるため、より強いです。

 このカードのためにレベル置き場にはL0以外も結構置きます。連動後のL1美希、すでにのり子が場にいる後ののり子など。

 ストブは強制なので埋まったカードを吐きたいときに他のストックを消費する行動と合わせて使うときには順番に気を付けましょう。

  また麗花で交換できるのでこのカードが控えにあること自体が手札事故の回避に役立ってくれます。

  

L2

歌が大好き 矢吹可奈 x 1枚
波打ち際の女神 篠宮可憐 x 1枚

 

可奈1

早出しメタとCXサーチ。

 真美や志保の方が相殺としてはテキストが強いですし、ガッツンダーも経験込の海美を外しても優秀なこのみがいるのであんまり、という感じですが、このカードは星屑を持ってきて山のCXを減らしつつ星井美希の対象とできる噛み合いがあります。

 ただのうまぶりです。1、2回成功して気持ちよくなったら真美かこのみに変えていいと思います。志保はフラスタテキストはあるけど色的にきついかも。3帯も連動入ってるデッキにしてたらもうちょっと評価高かったかもしれないです。

 

可憐1枚

 助太刀+アラーム。

 アラームの方を高い頻度で使います。色発生+リバース要求のハードル下げが可能で、前列パンプは雪歩・歌織といますが後列のパンプテキストがないこのデッキでは貴重な底上げ要因になります。できるなら毎ターンクロックに置きたいくらいですがそういうわけにもいかないので。

 助太刀の方はたまに星梨花を守るために使いますが、基本的には面を取ろうとしないデッキなので出番は少ないです。むしろ星梨花にアラームつけてL3討ち取りにいくことの方が多いかも。

 

L3

ピュアハート 箱崎星梨花 x 2枚
確かな信頼 萩原雪歩 x 1枚
エンジェルボイス 伊吹 翼 x 3枚
積み重ねた想い 北沢志保 x 1枚
いつでもオンステージ! 春日未来 x 1枚
スノー・プリンセス 徳川まつり x 1枚

 

梨花

 フラスタ条件の早出し、ヒール、L2以上リバース時ストブ。

 早出し条件がありますが、フラスタを無駄打ちしたくないことや面を取る自信のないデッキであることから積極的に出すことはありません。討ち取りやすいL2以上がいるかストックを吐きたいか、たまにL2で耐久した方がいいゲームのときだけ出します。

 3に上がってからは翼などでパンプしつつL3を討ち取ってストブ、という動きが基本です。ハンドを使わずにコスト1のヒールになれる可能性が高いので後半欲しい場面は多いと思います。枚数は少ないですので埋まった場所は覚えておきましょう。

 

雪歩1

 早出しとバーン。

 早出しの条件が緩いので星梨花よりも2で出して上から踏みに行く場面は多いかと思います。ストックは使いますが出るだけで最低限の仕事をしているので気軽に殴れます。

 後半ではのり子・フラスタで回収→圧殺を繰り返して詰めに行くシーンもあるのでなるべく埋めないように。3連動のないこのデッキでは貴重なダメ―ジ源なので場所の管理はしっかり。

 

翼3

 ストックヒールと攻撃時パンプ。

 派手なテキストではないですが実質L3の主役みたいなカードです。

 実質1ストックで登場・回復し、パワーが足りない星梨花などに25振ってうまく盤面を返していく、というのが3帯での運び方になると思います。周りに振って自身が負けるときはのり子でストックに飛ばしたりもします。3帯で打点が通ってしまうのは痛いですが実質0コス1回復です。後述の未来とまつりで援護したこのカードと星梨花の組み合わせが3帯での耐久の要になると思います。

 

志保1

 1ドローと助太刀メタ。CXは入っていません。

 前までここはジュリアが入っていて、そちらはサーチ+連パンも狙えるカードだったのですがあまり出番がなかったのでひとまずこちらと入れ替えています。手札の枚数を減らさずに計算狂いなしに叩けるので気軽に投げていきましょう。特に星梨花の計算が狂わされないのは大きいです。椎名やホラーを避けて顔に入れられるのもいいですね。

 なお、青発生が集中と伊織のみなので出ないときは出ないです。

 

未来1

 前列15パンプ、手札アンコール、バーン。

 前列パンプとアンコが強く、3帯序盤で出せるとその後の面運びがかなり楽になります。ヒールと合わせて3-0にしつつ出せると理想的かと思います。相手ターンだけのパンプなら一旦アンコで耐えて後続しっかり返せるといいですね。ここでも星梨花にパンプが入って射程範囲が広がります。

 バーンもコストは重いですが連動のないこのデッキでは貴重なダメージ源、雪歩のように回収でぐるぐるはできませんが、詰める際はコストを念頭に入れて殴っていきましょう。

 

まつり1

 CIP回収、全体1500パンプ、CXトリガー時ソウル+1

 3帯後列の要です。美希で貯めたストックが十分にあればこのカードで必要なカードを回収しつつ展開、このカードでパンプしてそのまま面取りという感じになると思います。ダメージが入っていれば翼か星梨花、なければ未来、詰めるなら雪歩という感じに。

 ソウル上げも運次第とはいえ3連動のないこのデッキでは貴重です。ドラのない扉でも打点が上がったリ風をめくってドラ+ダイレ+まつりで振り分け可能な全体+1みたいになったりします。

 雪歩を上から潰して回収したり最悪ソウル2で自身が殴りに行くこともあります。前列にいても周りの打点が上がるので返しのターンまでは貢献しますね。

 ストックに余裕がないと少し出しにくいカードで、前列でアンコしながら殴り続けられる未来よりは優先度が下がりますが、それでも使いたいカードです。

 

覚醒アイテム~Princess~ 1

 赤の覚醒剤

 本当は枚数増やして詰め手段をこのカードに依存してもいいと思うんですけどね、なら8電源にしろってなっちゃうので……。

 このデッキでは溜めたストックをのり子や瑞希で積極的に入っていくので、美希連動が成功しても必ずこれを打てる場面になるとは限らないので注意。

 手札に加える方法は素引きしかないので握ったら基本的に離しませんし、握りながら後半に入った時と握れないままではゲームが違います。が、握っても打つかどうかは盤面次第で時には捨てて殴り合った方が強いときもあります。考えどころです。

 ただ、どう言おうが2点×3が強力なことには変わりないので。

 引いたら基本、これで殺す。以上。

 

CX

星屑のシンフォニア x 4枚
ZETTAI × BREAK!! トゥインクルリズム x 4枚

 

風4

 コンセプトなので。倒せないのを飛ばせるのはなんやかんや強いです。

 雑な計算が許されるなら、チャンプ確定のターンで捲れれば差し引きソウル3分の得になります。本当か?

扉4

 他に使いたい連動がなかったのとストックが増えてもハンドがないと意味なので。

 CXが打てないときついことも考えれば門でもいいんですけど、連打したいCXシナジーでもないので。

 

 

 

・終わりに

 当然ですが強いデッキではないです。ノイズも多いですし。手なりで回して中の下くらいです。

 ただ星井美希RRに関して山ストブというだけで食わず嫌いしてしまうのはもったいないかなーと思ったので。僕自身かなり食わず嫌いが多いのでたまには。

 覚醒剤とのり子で他タイトルとは差別化、ストブ量でミリオンの他デッキとは差別化できてると思います。別に差別化することは大事ではないですが。そんなに差別化したいなら【フェザー・パーミッション】でも組んでろ。

 

 にわかがなんか言ってんな、くらいでいいです。

 2年後くらいに見返したときに自分も同じことを思う予定です。

 その前に追加来てるといいんですけど。

 

 おわり

 

 

 

 

ISF07で買った本の感想とか ①

  ISF07からもう1月以上経った今更、買った小説本に手をつける元気がやっと出てきたので、その感想とか。

 

 

・『東京』こは氏(シフト三分)

 東京と対比されて存在する故郷、相対的に個々人に存在する東京。本作品は上京してアイドルになった白石紬がエミリーと共に臨むミニステージへ向けた準備から本番までの物語である。アイドルとしての苦労と劣等感、新天地での生活、何もかもを一変させた中で悩みを抱える白石紬が、自分の選んだ方角へと顔を向けるまでの道筋が丁寧に紡がれている。努力家で実行力もあり気も遣える割に自己評価の低い彼女なりの奮闘が微笑ましい。氏が描く人間たちの暖かみは困難に取り巻かれる彼女を強く支えている。

 初期のSSRや駅で迷う1コマにあるように、白石紬は属性として「上京」を付与されている。当然「上京」という言葉に含まれている意味は単なる地理的な変動だけではない。本作品にも書かれているように東京の外から来ているアイドルは白石紬以外にも多くいる。それぞれの人間がその言葉の中に葛藤や覚悟、地元という存在したかもしれない可能性、それとは両立しえない未来への視点を抱えているのである。

 

 東京。

 氏の書いてきた東京の中で私が好きなのは御茶ノ水だ。具体的に言うならば「頑固な君への贈り物」内に存在する御茶ノ水である。

 本作品は宮尾美也とジュリアが御茶ノ水へギターを買いに行く、という物語だが、ジュリアのギターに対する造詣とそれに即した美也への心遣い、目に浮かぶような御茶ノ水の描写が相まって実に素晴らしいものになっている。

 私自身がその近辺に通っていたので、少なくない思い入れがある。もちろん楽器は弾けないし、利用していたのはもっぱら本屋とゲーセンと飲食店である。ただ、学がないにしても道の両脇に立ち並ぶ楽器屋を過ぎていくのは、相場も知らない値札や楽しげに話す店員と客を横目に歩いていくのは、それなりに愉快な風景だった。作中で宮尾美也が圧倒されていたギターの並びは、外から横目で覗いていた程度だが。

 

「頑固な君への贈り物」は同氏発行の『いちばん大切なものは何ですか?』という同人誌に収録されている。ただし、本として収録される前にも宮尾美也の誕生日に小説としてpixivにあげられている。

 私はpixivにあげられている方を当時読んでおらず、本の形になって初めて読んだ。それ故に「頑固な君への贈り物」の読後感に関しては一回分損している。というのは、表題作である「いちばん大切なものは何ですか?」が後に読む「頑固な君への贈り物」の印象に影響するほど強烈な話だからだ。

「いちばん大切なものはなんですか?」はアイドルとして進み続けてきたジュリアのこれからの物語である。当初は手違いでアイドルとして籍を置くことになったジュリアがロックフェスを機に再び自分の夢に対して向き合う、という言い方ではあまりに言葉足らずで陳腐なので自分でちゃんと読んでほしい。ノンブルにある問いかけが常にジュリアの心の中にちらついているような気がして本当に好きな作品である。今読み直した。色褪せてない。本当に強烈だ。

 

  以下は妄想である。このことは以上の記述が妄想ではないことを保証しない。

 氏の作品について。

 個人的にはミリオンライブにありそうな物語を作るのが上手いなと思っていた。表立った要素に対して背景を作りこむのが上手いなと思っていた。もっと言えば始点と帰結(の両方、または片方)をゲーム内から取り込みゲーム内に収めるのが巧みだと思っていた。

 クライマックスが生っすかで締められる『瞳の奥をのぞかせて』では徳川まつりと妹について、ゲーム内から断片的に釣られる姉妹の情報を編み上げて妹の人格を作り上げ見事にひとつの物語にしている。『IDOL HEROES SPIN OFF SIDE:HEROES』に寄稿された「The Secret Agent」はゲームでは存在しないスパイであるまつりの失敗。その物語の終わりはゲームに存在するリベンジの始まりへ切れ目なく接合されている。

 とは言うものの、そのようにはっきりとした点ではなく、やはりコンテンツ内に散りばめられた要素を拾い上げて編み込む視点が卓越していると思っている。

 

 それから文体について。といっても私は文体とは何なのか全く理解しておらず、そっち方面の知識も技術もなく、何人称何視点と言う話になれば腕を組んで曖昧に流すくらいだ。氏の文章が個性的、に思えるのは私自身がほとんど本を読まないからサンプルを持っていないことに由来かもしれない。なので軽率なことは言えないのだけど。

 言い訳を並べたので話を戻すと、今回の『東京』は白石紬を主軸にしながらも多数の人物の視点や内心が挟み込まれている。このことはゲームとしてのミリオンライブに近いように思える。その近似性は本来登場人物本人にしか知りえないことが語られるということだけではなく、時間軸や関係性など高次にいるプレイヤーにだけ与えられる情報が挟み込まれていることにも関係しているように感じる。そして、それらの情報は氏によって直接かつ違和感なく記述されることばかりではない。想起される高次情報はより巧みに隠されている。そのことがミリオンライブに触れていた者にとって、氏の作品に対する親しみに近い感覚を覚えさせるのではないかと思う。思うことがある。思っているだけである。概ね正しくはない。

 

『東京』についてもうひとつ。

 本作は上記のような白石紬以外の情報がよく差し込まれる。

 私が本作の中で一番好きなのは金沢の自室でスカウトについて一人考えをめぐらすシーンだ。これは私自身の嗜好とか性癖とか、そっちの話だ。

 二番目に好きなのは白石紬が料理をするシーンの前半だ。

 後半の料理とは異なり、あの20行ほどの描写では料理以外の情報は全てシャットアウトされる。今まで挟まれていた一人称の思考や挟まれる高次視点は消え去り、その紙面には、ただてきぱきと少女が料理をしている様子が浮かんでいる。少女すら存在しないかもしれない。

 氏の精緻な料理描写は『ミリオンライブ!食事小説アンソロジー』の寄稿作品にも見ることができる。舞浜歩、田中琴葉宮尾美也の料理過程を通して見せる一面が、言わば料理が手段として存在し、人格が写像として書き出される。

 今回は違う。料理以外の入力も出力も、シーンそのものには存在しない。

 それが料理に没頭する様子でなくて何なのか。こちらが没頭させられている気分に落とし込まれるのは当然である。では単なる料理描写なのか。行為の観察による追体験なのか。そうではない。これはここだけ情報をシャットダウンしているから、他のシーンでの情報が存在しているから効果的なのである。料理に没頭させるシーンは他の料理以外のシーン全てで賄われている。そのギャップの残す印象が今回自分の中で後に引きずっている。

 以上は全て妄想である。本当に妄想である。

 

 恥ずかしい話、私は氏の作品の全てどころか、おそらく存在する半分も追えていない(ような気がする。追えていないことを証明するのは難しいが)。単に私の消費速度が遅すぎるせいもあるが、氏の精力的な執筆スピードによるものだと言い訳させてほしい。そして、過去作を漁り切っていない手前、自分勝手な自覚はあるが、新作が出ることを常に楽しみにしている一人である。 

 

 まとまりがなくなってしまったのでここまで。